Salome Platform 9.14.02025年02月11日 17:14

オープンソースの構造解析ソフトとして、フランスの電力会社 EdFのSalome-mecaが有名です。

ソルバーのCode-Asterの除いた、Salome Platformが2025年1月付けでアップデートされていました。

今回は、以下の機能追加・改善(MS-Copilotにより機械翻訳しました)が含まれています。

GEOM
• 部分オフセット: 新しいモード「部分オフセット」が追加され、特定の面をオフセットすることが可能になりました。

SHAPER
• 構築グリッド: スケッチ作成時に役立つグリッドを定義でき、スケッチ要素をグリッドノードに「スナップ」することが可能です。
• スケッチ制約ブラウザー: 「スケッチ制約ブラウザー」が追加され、既存の制約を表示、選択、削除、一時的無効化、およびパラメーターの編集が可能です。
• オフセット: GEOMと同様に、「オフセット」と「部分オフセット」の2つのモードが追加されました。
• 厚さ: 「シェルを厚くする」と「中空固体」の2つのモードがあります。

MESH
• SMESHのインポートファイルの再読み込み: インポートされたメッシュを再読み込みし、表示を更新できます。
• SMESH_PYPLUGIN_DIR: 動的にプラグインを追加するための環境変数「SMESH_PYPLUGIN_DIR」が追加されました。
• メッシュのブーリアン演算: メッシュ間のブーリアン演算(和、交差、差分)が可能なプラグインが追加されました。

MEDCOUPLING
• 形状認識: 入力メッシュの三角形をエリアに分割し、平面、球、円筒、円錐、トーラスの形状を認識します。
• 不確実性量の計算: 数値シミュレーションから得られるフィールドの不確実性量を計算するための新しいモジュール「MEDCouplingIterativeStatistics」が追加されました。

その他の改善
• SHAPERとGEOMの機能検索: Ctrl+Shift+Spaceショートカットで、ダイアログボックスから機能を名前で検索することが可能になりました。
• ショートカットの定義: ショートカット定義用のパラメータータブが改善されました。
• 三正方向柱のテキストパラメーター: 3Dビューアーで三正方向柱のテキストのフォントや色を変更できるようになりました。

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添付図はGEOMのPartial Offsetです。
左側が従来からある全面のオフセット(エッジが丸くなる)
右側が部分オフセット(元円筒の側面を横、その後に上面をオフセット)

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