失敗とどうつきあうか?(中日新聞/考える広場) ― 2025年01月06日 13:55
失敗について(1件目)
1. 間違えない恥ずかしさ/畑村洋太郎さん
日本の学校で教えるのは、どうやったら「正解」に効率よくたどり着くかということばかり。
かつて「正解」の提供元は中国であった。明治以降は西洋に変わり、戦後は米国。
初めてor未知の問題にぶつかった時に自分で考えて何かをすれば、間違えるのに決まっている。間違えて、じたばたして、いろいろなものが生じる中から、本物がちゃんと生まれてくる。
自分の責任で、ものを考える。自前で考えるとはどういうことかを、根っこから考える。
そういうことをしていないから、事故の責任を自ら取る人も出てこないのではないでしょうか。
2. 捉え方で過去は変わる/G.G.佐藤さん
北京五輪の準決勝で二つ、3位決定戦で一つのエラーをした。
3位決定戦は僕の準備不足。
二つエラーをした選手を星野仙一監督が使うわけないと決めつけていた。
帰国後は自分のことを批判しているのじゃないかと感じて、被害妄想のような精神状態だった。
転機になったのは、野村克也さんの次の一言だった。
「北京五輪で記憶に残っているのは星野とおまえだよ。記憶に残るのは素晴らしいこと。その経験を活かしなさい」
3. 「成否」こそ空虚な観念/白取春彦さん
「失敗」はどこから来るのか。それは組織に属している人の観念ですよ。
自由に生きている人には成功も失敗もありません。
ビジネス界での基準は明確で、もうかれば成功。もうからなければ失敗。
外にある価値に自分を合わせると、自由に生きられなくなり、しんどい。
自分なりの価値を見いだす・創り出す(あえて方法を言えば、哲学書・聖書*を読むこと)
*私は原始仏教を思い浮かべた
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