トランプ氏のポカンタス発言(Copilot) ― 2025年04月01日 11:51
通常、政権批判の内容は受け付けてもらえませんが、この件は通りました。
人種、性に対する偏見のある言動はNGだという時代に、トランプ氏はわざと問題発言しています。
主題歌”Colors of the Wind”が好きなので'Pocahontas'が問題作であることを頭に入れていました。
Colors of the Windは多くの女性がyoutubeに投稿している人気曲です。この曲は自然の美しさや多様性、人間同士の理解を訴える素晴らしいメッセージを持っています。そのため、この曲が広く知られ、愛されることとなりました。
このような素晴らしい曲を皮肉に利用するのは、曲の持つメッセージを軽視し、無視する行為です。特に、偏見や差別に関する問題が取り上げられるべき時代にあって、こうした言動は慎むべきです。曲の持つ美しさとそのメッセージを尊重し、皮肉には使わないでほしいということを強く訴えます。
youtubeへのリンク
Trump calls Warren 'Pocahontas' while announcing he received letter from Zelenskyy calling for peace
https://www.youtube.com/watch?v=vr9U-FCv9gY
”Colors of the Wind”のカバー
https://www.youtube.com/watch?v=IsVqO83OYow
https://www.youtube.com/watch?v=XpIMGamlvwg
https://www.youtube.com/watch?v=G1CLhkXX4lU
https://www.youtube.com/watch?v=NlWQhoon4nc
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'Pocahontas'については、ニューヨークタイムスに記事がありました。
紹介します。
『ポカホンタス』がディズニーについて教えてくれること、良い面も悪い面も
このアニメは物議を醸しながらも、オスカー賞を受賞した興行成績のヒット作となった。また、同映画は、その時代の作品の中で、同社がリメイクに積極的ではない数少ない作品の一つでもある。
https://www.nytimes.com/2023/12/16/movies/pocahontas-disney.html
ディズニーは、スミスと交流した当時のポカホンタスが11歳くらいの少女だったと歴史家たちが認めているように、彼女を描写せず、超肉感的な若い女性として描いた。
ディズニーは歴史を白人化していると非難する人々もいた。例えば、ポカホンタスはロンドンに連れて行かれ、「文明化された野蛮人」の例として引きずり回された後、おそらく天然痘で21歳で亡くなったという事実を省いているからだ。
ネイティブ・アメリカンの中には、この映画が「善良なインディアン」というステレオタイプを永続化させていることに眉をひそめる人々もいた。このステレオタイプでは、立派なネイティブ・アメリカンとは白人移民を助ける人々であるとされている。心理学者は、ディズニーのヒロインの描き方が、女の子たちにまたしても不可能な体型の基準を与えてしまったと不満を漏らした。
「ポカホンタス」は、有色人種の女性に焦点を当てた最初のディズニーアニメ映画でした。ディズニーが実在の人物を題材にしたアニメ映画を作ったのはこれが初めて(そして唯一)でした。そして多くの点で、ディズニーが子供向けに「問題」をあからさまに扱った最初の映画でした。
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Microsft Designer
ディズニーの『ポカホンタス』 ポカホンタスが11歳くらいの少女だったと歴史家たちが認めている。映画では成熟した若い女性として描かれたのを、少女のイラストに変えて。
マルタ・アルゲリッチ、謎めいたピアノの「女神」 ― 2025年04月02日 14:18
Xに全文を共有しました(Gift Article)
https://x.com/HD_mount_Music/status/1907231093960606141
こちらは、New York Timesへの直リンクです
https://www.nytimes.com/2025/04/01/arts/music/martha-argerich-piano.html
概要(ヘビースモーカーなど日本の記事ではない内容です)は、以下の通りです
ピアニストのマルタ・アルゲリッチは、スイス北部の雪の降る夜に感動的な演奏を披露したばかりだった。ファンはサインを求めて舞台裏に列を作り、友人たちは彼女の楽屋にバラや菊の花を持ってきていた。
しかし、栗を砕いたりスタインウェイを震わせたりするほどの指の強さを持ち、83歳にして今も世界で最も驚異的なピアニストの一人であるアルゲリッチの姿はどこにも見当たらなかった。彼女はゴロワーズのタバコを吸うためにドアからこっそりと出て行ったのだ。
彼女は年齢に対するあらゆる予想を覆していた。多くのコンサートピアニストは70代や80代になるとスピードと筋力を失うが、彼女の指は今でも目が回るようなアクロバティックな技をこなすことができる。(「今は老けて見えるけど、まだ動く」と彼女は自分の手について語った。)彼女は自分の魂に最も近い作曲家、シューマンの夢を見ていた。(「彼には何かとても自然で、とても感動的で、とても真実味がある」と彼女は語った。)彼女は何百回も演奏した音楽に「新しい色彩、新しい次元」を見ていた。
アルゼンチンで育ち、数十年ジュネーブに住んでいるアルゲリッチ(発音は「AR-guh-reech」)は神秘主義者として有名です。彼女はプロコフィエフやチャイコフスキーの曲で、計り知れないパワーとスピードを呼び起こすことができます。しかし、彼女はまた、バッハを繊細さと才能で、ラヴェルを直観的な優雅さで、シューマンを無邪気さと脅威で演奏することもできます。
アルゲリッチの奇抜な性格は、彼女をクラシック音楽界のカルト的存在にした。彼女は契約書にサインしない。双子座なので、責任を負わされるのが怖いのだそうだ。広報担当も世話役もいない。1980年代以降、彼女はソロ演奏を避けている。ソロ演奏は「照明の下にいる虫のように」孤独を感じるからだと言う。
彼女は中国の作曲家兼指揮者のロバート・チェンと交際を始め、1964年、彼女が22歳の時に娘リダを出産した。チェンとアルゲリッチは後に別れ、彼女はリダの親権を失った。彼らは10年以上も離れていたが、リダが10代の頃に再会した。
「私は当時、常に何か、誰かから逃げようとしていました」とアルゲリッチは、3人の娘の末っ子で映画監督のステファニー・アルゲリッチによるドキュメンタリー『ブラッディ・ドーター』(2012年)で語っている。「私はすべてに圧倒されていました。」
アルゲリッチはゆっくりとピアノに復帰した。リダを出産した翌年の1965年、彼女は勝利を収めた。ワルシャワで開催された権威あるショパン国際ピアノコンクールで優勝したのだ。緊張のあまり食事もとれず、ポロネーズ、スケルツォ、マズルカ、ノクターンのプログラムを準備しながら、コンクール中ずっとタバコを吸い続けた。
音声抜粋、すべてマルタ・アルゲリッチ:シューマン、ピアノ協奏曲イ短調、スヴィッツェラ・イタリアーナ管弦楽団、アレクサンドル・ラビノヴィッチ=バラコフスキー指揮。シューマン、ピアノ協奏曲イ短調、ブエノスアイレス市交響楽団、ワシントン・カストロ指揮。バッハ、パルティータ第2番ハ短調。ラヴェル『ニュイのガスパール』シューマン「キンダーゼネン」。ベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調、ルノー・カプソン、ヴァイオリン。ショパン、ポロネーズ変イ長調。ショパン、スケルツォ嬰ハ短調。ショパン、マズルカ イ短調;ショパン、ノクターン ヘ長調。ショパン、チェロ・ソナタ ト短調、ミッシャ・マイスキー、チェロ。ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第2番ハ長調、アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー、ピアノ。クレジット:ワーナー・クラシックス(「マルタ・アルゲリッチ:ワーナー・クラシックス・エディション」)、テアトロ・コロン、ドイツ・グラモフォン(「マイスキー=アルゲリッチ、ライヴ・イン・ジャパン」)。
禅語「啐啄同時(そったくどうじ)」とアリソン・クラウス ― 2025年04月03日 17:11
「アリソン・クラウスが彼女の独特なバンドを再燃させた曲を見つけた方法」
アルバムを発表する間が14年経った後、歌手兼フィドラーの彼は、闇と光について歌うためにユニオン・ステーションを再結成した。グループは主要メンバーなしで活動している。
https://www.nytimes.com/2025/03/19/arts/music/alison-krauss-union-station-arcadia.html
アリソン・クラウスは曲探しを決してやめません。しかし、準備ができた時にだけ録音します。
禅語「啐啄同時」がぴったりだと思いました。
「彼女は24時間365日、歌を歌っています」と、1990年から彼女のバンド、ユニオン・ステーションでベーシストを務めるバリー・ベイルズは言う。「彼女は歌を探し回っていて、歌をため込んでいます。気に入った歌を聞いても、それが日の目を見るのは15年、20年先になるかもしれません。でも、彼女はそれを覚えているんです。」
クラウスは、新型コロナウィルスのパンデミックがピークを迎えていた時期に「ルックス・ライク・ザ・エンド・オブ・ザ・ロード」を聴いたとき、それが待ち望まれていたアルバムの出発点だと直感した。「物事を最も真実に表現するには、タイミングが適切でなければならない」と彼女は語った。「あの時にあの曲を見つけていなかったら、いつ私たちが取り組んだかわかりません」
「アルカディア」は、昔ながらのルーツから絶えず新しい繊細さを引き出し、現代のブルーグラスのサウンドを一変させたバンドを再集結させ、再構成した作品です。ユニオン ステーションは、アルバムやライブ セットにアクセントを添える、明るく足踏みするブルーグラスの曲に必要な素早い指使いの技巧を難なく披露します。しかし、このバンドを非常に際立たせているのは、その静かに輝く抑制力です。クラウスの純粋でメランコリックなソプラノの背後に呼び起こされる静かな集中力は、真実の愛について歌うときでさえも、悩まされているように聞こえます。
2025年3月28日リリースのアルバム "Arcadia"のSpotifyリンク
https://open.spotify.com/intl-ja/album/4S72Bm1ybpe6pwG2ni2wGH?si=-qRhFF5ETYul3Wh27W7_-w
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イラストは、「啐啄同時」をキーワードに、Microsoft Designerにより作成したものです。
Windowsマシン:各種環境でのPython本体の実行速度 ― 2025年04月04日 19:01
Windows版は、条件の悪いVirtualBoxのLinuxよりも2倍くらい時間がかかり、六面体2次要素が8万個くらいでいらいらする状態になります。
MSYS2のPython3自体の性能がLinux環境と比べて劣るのかを調査しました。
MSYS2のPython自体は、Windows標準やLinuxの環境と比べて、速度が劣ることはありませんでした。
しかしながら、EasyISTRのコードを確認すると、globやmultiprocessingなどWindows環境では、不利となるモジュールがありました。
Copilotから「WindowsとLinuxの両方で高速に動作させる」ためのアプローチとしては、以下のような方法が考えられますとのアドバイスがありました。
手間がかかる作業だと思いまので、開発者のスタンス次第になると思われます(Linux環境が主でWindowsは入門用 or ユーザーが多い Windowsを中心に考える)。
- OS毎の条件分岐を用いた最適化
- ライブラリの選定・利用
- プロファイリングとボトルネックの特定
- 環境に依存しない設計の見直し
詳細は、Qiitaに投稿した資料をご確認お願いします。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/13113d43c00cfb165de3
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WSL2の環境は、Shell Scriptにおいても実機に近い速度が得られ高速との報告がありました。
以下URL末尾のまとめ参照
https://hiro20180901.hatenablog.com/entry/2022/02/26/160000
CAEは、スクリプトの実行速度が重要であり、Linuxのスクリプトが高速に動作するWSL2の環境に魅力があります。
ベータ版のWSL用のCAEパッケージが公開されています。
Salome-meca:管理者がSalomeMeca, EDF R&D / ERMESのロゴ入りのパッケージを公開
https://forum.code-aster.org/public/d/28014-salome-meca-20241-on-wsl2-ready-to-use-distribution
Elmer:nix スクリプトによりビルド・インストールするパッケージが公開されている(但し、組み込まれるライブラリが少ないです)
https://github.com/ElmerCSC/elmer-wsl
私は、QiitaやElmerのフォーラムにカスタマイズしたもの(EasyISTR&FrontISTR, Elmer & MMG)を公開しています。
https://qiita.com/HD_mount_Music
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8591
VirtualBox用イメージファイルをHyper-V用に変換する方法 ― 2025年04月06日 19:02
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/a11b1b3c48bf810a9827
VitualBox用のイメージファイル(ova形式)として公開されているソフトがあります。
例えば、Elmer Virtual Machinesです。多数のライブラリが組み込まれており、Windows版やUbuntu/PPA版にはない魅力があります。
https://www.nic.funet.fi/pub/sci/physics/elmer/bin/VirtualMachines/
他に使用したことがありませんが、富山県立大学様の「オープンCAE学会 OpenFOAM入門・初級講習会(20240622)」においてもovaファイルにより公開されています。
オープンCAE学会 OpenFOAM入門・初級講習会(20240622)
https://eddy.pu-toyama.ac.jp/openfoam/opencae-society-japan/#%E5%8B%95%E4%BD%9C%E7%A2%BA%E8%AA%8D
WindowsマシンでのLinuxの動作は、高速な順に (1) WSL2, (2) Hyper-V ≒ VMware Workstation Pro, (3) VirtualBox と一般的にいわれています。
VirtualBoxからHyper-Vへの環境変更ができましたので報告します。
なお、VMware Workstation Proからは、ovaファイルを直接インポートすることができますので(失敗したと表示されても再試行すればインポートできています)、省略します。
Windows Proバージョンの方は、Hyper-Vを無料で利用できます。
比較的簡単に導入できるのは、Ubuntuのみです。
「コマンド動作が遅い」、「動作が不安定」など、お困りでしたら、Hyper-Vに乗り換えることも一つの方法であると思われます。
私はGNOMEデスクトップで利用しています。Ubuntuスタイルへの設定方法についてへの変更についてのリンクも記載しておきました。
今後のトレンドとしては、以下のようになるように思われます。
- Linuxデスクトップ環境・使い勝手を含めた互換性を重視したい場合はVirtualBox(マイクロソフトは、LinuxはWSL2の環境での使用を呼び掛けています)
- 実用的な運用はWSL2に移行していく
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