Qiitaへの投稿(構造解析用WSLディストロ、1D-CAE) ― 2025年03月23日 17:04
1.構造解析ソフト(FrontISTR, EasyISTR):Ready-to-Use WSLディストリビューションの紹介
Debian 12をベースにIntel oneAPIのMKLとMPIを組み込んでビルドしたバージョンを既に紹介しましたが、もっとコンパクトにしてほしいとの要望がありました。
ファイルサイズを小さくすることを目指して、FrontISTRの公式サイトのUbuntu 22.04のバイナリファイルを用いて構築することにより、配布用のzipファイル1.4GBとなりました。アップデータが全てバイナリファイルで行うことができるのでお手軽だと思います。
Intel MKLの直接法ソルバー"Pardiso"を使用されるのであれば、従来のソースコードからコンパイルしたものが快適だと思います。
wslのUbuntuにgnome-terminalのバグがありxfce4-terminalに変更しています。
EasyIstrが修正されるまでは、アップデートを行ったときに
/opt/easyIstr/easyistr_main2.pyの17240行目を
comm = "gnome-terminal -- bash --rcfile run &"
→ comm = "xfce4-terminal --command='bash --rcfile run'" に変更する必要があります。
詳細は以下URLに記載しています。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/dec3c980ed82454166c7
2.オープンCAE勉強会【岐阜】への投稿資料
岐阜高専の柴田良一先生が取り組んでいる「オープンCAE」に関する情報を発信している題記のサイトが、2025年3月28日で閉鎖されるとのことです。必要に応じて順次データを移動するとのことですので、再度見ることのできる内容や時期が不明です。
OpenCAE Users Wiki:3月28日まで
http://opencae.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php?OpenCAE%20Users%20Wiki
それ以降の移行先
https://opencae-dalab.org/
小生が発表した資料のうち、現在でも利用価値がありそうなもの(1D-CAE関連資料、フリーソフトによる偏微分方程式計算)の保管庫として、投稿いたします。
詳細は以下のURLに記載していまっす。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/f9172980a7edb7ab1483
Debian 12をベースにIntel oneAPIのMKLとMPIを組み込んでビルドしたバージョンを既に紹介しましたが、もっとコンパクトにしてほしいとの要望がありました。
ファイルサイズを小さくすることを目指して、FrontISTRの公式サイトのUbuntu 22.04のバイナリファイルを用いて構築することにより、配布用のzipファイル1.4GBとなりました。アップデータが全てバイナリファイルで行うことができるのでお手軽だと思います。
Intel MKLの直接法ソルバー"Pardiso"を使用されるのであれば、従来のソースコードからコンパイルしたものが快適だと思います。
wslのUbuntuにgnome-terminalのバグがありxfce4-terminalに変更しています。
EasyIstrが修正されるまでは、アップデートを行ったときに
/opt/easyIstr/easyistr_main2.pyの17240行目を
comm = "gnome-terminal -- bash --rcfile run &"
→ comm = "xfce4-terminal --command='bash --rcfile run'" に変更する必要があります。
詳細は以下URLに記載しています。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/dec3c980ed82454166c7
2.オープンCAE勉強会【岐阜】への投稿資料
岐阜高専の柴田良一先生が取り組んでいる「オープンCAE」に関する情報を発信している題記のサイトが、2025年3月28日で閉鎖されるとのことです。必要に応じて順次データを移動するとのことですので、再度見ることのできる内容や時期が不明です。
OpenCAE Users Wiki:3月28日まで
http://opencae.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php?OpenCAE%20Users%20Wiki
それ以降の移行先
https://opencae-dalab.org/
小生が発表した資料のうち、現在でも利用価値がありそうなもの(1D-CAE関連資料、フリーソフトによる偏微分方程式計算)の保管庫として、投稿いたします。
詳細は以下のURLに記載していまっす。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/f9172980a7edb7ab1483
MMGなどのライブラリが充実したElmerビルドスクリプト ― 2025年03月20日 18:28
MMGは動的にFEMのメッシュを変形させることができる興味深いライブラリだと感じています。
例えば、小生のXの熱伝導解析を電場解析に変更した例。
https://x.com/HD_mount_Music/status/1900822790200324483
Mmgを利用しているプロジェクトで有名なのは、ElmerとGmsh(どちらもFreeCADにデフォルトで入っています)と思います。
Salomeに慣れてしまったので、Gmshは難しく感じています。
Gmsh and the SDK with pipのバージョンを入れて、ネイティブとPythonの両方から操作できるようにしましたが、挫折の連続です。
ElmerCSCのgithub(elmerfem/fem/tests, elmer-elmag, elmer-linsys)にMMG活用した例があり、どのような機能か試すことができます。
熱伝導解析と静電場解析でした。
https://github.com/ElmerCSC
最初の勉強用としてelmerを用いる敷居を下げたいと思い、スクリプトを整理しました。
また、設定済ですぐに使えるWSLディストリビューションを準備しました。
以前に作ったものは、Intel-MKLのPardisoのためにコンパイルを繰り返し、イメージが膨れ上がって約10GBになってしまいました。
Pardisoはあまり有用でなく、コンパイルが非常に難しくなるので、あきらめて少ない回数のコンパイルとして、膨張を抑えました。
さらに、tarファイルであったものを、tar.gzファイルをzip圧縮することで、最終的にダウンロードするファイルサイズは、約1.8GBになりました。
導入手順は
1. 圧縮ファイル"ElmerWSL_Deb12_202503.zip"を私のOneDriveからダウンロードする。
https://1drv.ms/u/c/ca3fad7a4b4217c1/EWMBXK6DuPJEqKfmEvr3zt0BCFrDRkJ6PX3MSY12qo1suQ?e=nYfOy7
2. 解凍すると、以下のファイルができます(本家のフォーラムを主に考えているの英文です。すいません)。
- "ElmerWSL_Deb12_202503_build_by_Scripts.tar.gz"
- "ReadMe1st.txt"
- "ReadMe1st.md"
3. tar.gzファイルをWSLにインポートする。
<DistroName> <InstallLocation> <InstallTarFile>
wsl --import ElmerWSL-2025 C:\ElmerWSL C:\path\to\downloaded\file\ElmerWSL_Deb12_202503_build_by_Scripts.tar.gz
詳細情報は
Qiita:
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/2695e7480c9585aaf632
Elmer本家のフォーラム(英語):
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8590
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8591
例えば、小生のXの熱伝導解析を電場解析に変更した例。
https://x.com/HD_mount_Music/status/1900822790200324483
Mmgを利用しているプロジェクトで有名なのは、ElmerとGmsh(どちらもFreeCADにデフォルトで入っています)と思います。
Salomeに慣れてしまったので、Gmshは難しく感じています。
Gmsh and the SDK with pipのバージョンを入れて、ネイティブとPythonの両方から操作できるようにしましたが、挫折の連続です。
ElmerCSCのgithub(elmerfem/fem/tests, elmer-elmag, elmer-linsys)にMMG活用した例があり、どのような機能か試すことができます。
熱伝導解析と静電場解析でした。
https://github.com/ElmerCSC
最初の勉強用としてelmerを用いる敷居を下げたいと思い、スクリプトを整理しました。
また、設定済ですぐに使えるWSLディストリビューションを準備しました。
以前に作ったものは、Intel-MKLのPardisoのためにコンパイルを繰り返し、イメージが膨れ上がって約10GBになってしまいました。
Pardisoはあまり有用でなく、コンパイルが非常に難しくなるので、あきらめて少ない回数のコンパイルとして、膨張を抑えました。
さらに、tarファイルであったものを、tar.gzファイルをzip圧縮することで、最終的にダウンロードするファイルサイズは、約1.8GBになりました。
導入手順は
1. 圧縮ファイル"ElmerWSL_Deb12_202503.zip"を私のOneDriveからダウンロードする。
https://1drv.ms/u/c/ca3fad7a4b4217c1/EWMBXK6DuPJEqKfmEvr3zt0BCFrDRkJ6PX3MSY12qo1suQ?e=nYfOy7
2. 解凍すると、以下のファイルができます(本家のフォーラムを主に考えているの英文です。すいません)。
- "ElmerWSL_Deb12_202503_build_by_Scripts.tar.gz"
- "ReadMe1st.txt"
- "ReadMe1st.md"
3. tar.gzファイルをWSLにインポートする。
<DistroName> <InstallLocation> <InstallTarFile>
wsl --import ElmerWSL-2025 C:\ElmerWSL C:\path\to\downloaded\file\ElmerWSL_Deb12_202503_build_by_Scripts.tar.gz
詳細情報は
Qiita:
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/2695e7480c9585aaf632
Elmer本家のフォーラム(英語):
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8590
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8591
EasyIstr (FrontISTR) on WSL2 ディストロ ― 2025年03月19日 18:32
インポートするとすぐに使える題記WSL2ディストロ(Ready to use)を作りました。
エンジニア向けの記述ができるQiitaに投稿しました(これが2件目です)。
Xのアカウントで手抜き登録したので、Xの名前がそのまま引き継がれました。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/e2725bff8ce435fbf1ef
本ブログよりもQiitaのページの方が読みやすいと思います。
要約すると、
操作の体感が速く、Intel-MKLのCluster Pardiso直接法ソルバーが使用でき、アップデートが簡単にできます。
基本的なもの、マニアックなカスタマイズ項目を説明しています。
導入は、zipファイルを解凍して、インポートすることでできます。
ユーザー名: easy パスワード: istr
非常に脆弱なパスワードですので、passwdコマンドにより速やかに変更をお願いします。
エンジニア向けの記述ができるQiitaに投稿しました(これが2件目です)。
Xのアカウントで手抜き登録したので、Xの名前がそのまま引き継がれました。
https://qiita.com/HD_mount_Music/items/e2725bff8ce435fbf1ef
本ブログよりもQiitaのページの方が読みやすいと思います。
要約すると、
操作の体感が速く、Intel-MKLのCluster Pardiso直接法ソルバーが使用でき、アップデートが簡単にできます。
基本的なもの、マニアックなカスタマイズ項目を説明しています。
導入は、zipファイルを解凍して、インポートすることでできます。
ユーザー名: easy パスワード: istr
非常に脆弱なパスワードですので、passwdコマンドにより速やかに変更をお願いします。
Coplilot (Microsoft 365)によるプレゼン資料作成 ― 2025年02月27日 16:57
今年から、個人向けのMicrosoft 365からCopilotが利用できるようになりました。
マイナーすぎる内容では、できばえを期待することができませんが、CAE用のCADをテーマにして作ってもらいました。
じっくり見ると、おかしな部分がありますが、内容はわかります。
読み上げ原稿まで、作ってくれます。
末尾にパワーポイントファイルのダウンロード先を示しますが、見出しは以下の通りです。
CADのフリーソフト: CAE用シンプルモデル作成のための選択肢
CADとCAEの基本概念
CADとは何か
CAEとは何か
CADとCAEの連携
2D-CADのフリーソフト
Solid Edge 2D Drafting ST9の特徴と利便性
利便性と寸法精度の重要性
他の2D-CADフリーソフトの紹介
3D-CADのフリーソフトの現状
FreeCADの進化と課題
Salome platformによる複雑モデル作成
Designspark Mechanicalの制限と利便性
商用ソフトの魅力と高価な現実
Autodesk Fusion 360の利便性と制限
商用ソフトの費用対効果の考察
個人利用の現状と課題
その他のツールとアプローチ
MiSUMi Framesによる部品エクスポート
Blenderの操作性と難易度
インターネット上のリソースとコミュニティ
効率的なワークフローの構築
異なるソフト間のデータ連携の工夫
使いやすさと精度のバランス
今後の展望と期待される技術革新
パワーポイントスライドは、以下の私のOneDriveにアップロードしました。
https://1drv.ms/p/c/ca3fad7a4b4217c1/EYXzmX3pWOhMofpoWzTJBqUB7eOGgrQjNPy4cxEi8xCkSg?e=6pv6fE
マイナーすぎる内容では、できばえを期待することができませんが、CAE用のCADをテーマにして作ってもらいました。
じっくり見ると、おかしな部分がありますが、内容はわかります。
読み上げ原稿まで、作ってくれます。
末尾にパワーポイントファイルのダウンロード先を示しますが、見出しは以下の通りです。
CADのフリーソフト: CAE用シンプルモデル作成のための選択肢
CADとCAEの基本概念
CADとは何か
CAEとは何か
CADとCAEの連携
2D-CADのフリーソフト
Solid Edge 2D Drafting ST9の特徴と利便性
利便性と寸法精度の重要性
他の2D-CADフリーソフトの紹介
3D-CADのフリーソフトの現状
FreeCADの進化と課題
Salome platformによる複雑モデル作成
Designspark Mechanicalの制限と利便性
商用ソフトの魅力と高価な現実
Autodesk Fusion 360の利便性と制限
商用ソフトの費用対効果の考察
個人利用の現状と課題
その他のツールとアプローチ
MiSUMi Framesによる部品エクスポート
Blenderの操作性と難易度
インターネット上のリソースとコミュニティ
効率的なワークフローの構築
異なるソフト間のデータ連携の工夫
使いやすさと精度のバランス
今後の展望と期待される技術革新
パワーポイントスライドは、以下の私のOneDriveにアップロードしました。
https://1drv.ms/p/c/ca3fad7a4b4217c1/EYXzmX3pWOhMofpoWzTJBqUB7eOGgrQjNPy4cxEi8xCkSg?e=6pv6fE
オープンCAEソフトによる熱応力解析 ― 2025年02月26日 17:19
オープンCAEソフトは無償で使用できますが、サポートがありません。
結果に自信を持つために複数のソフトにより、比較することが望ましいと思います。桁間違いなどの基本的なミスを気づく機会が増えます。
EasyISTR5操作マニュアル4.11
熱伝導解析(静解析)および熱応力を用いて、4種類のソフトを比較しました。
モデル
全体が100 x 50 x 10 mmのAl材の中心部に、50 x 40 x 10 mmのGlassが埋め込まれた形状。
メッシュは1mmの六面体要素にしています。
片側の温度が20℃、反対側に1e5W/m^2の熱流束を加える。
操作方法
Salome-meca: Xに方法をアップロードしました。
https://x.com/HD_mount_Music/status/1894354588851191874
EasyISTR: メッシュを細かくした以外はマニュアル通り
Elmer: フォーラムに記載されている熱応力解析を参考にしました。
Variable = "Displacement"
Variable DOFs = Integer 3
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?p=30463&hilit=thermal+stress#p30463
https://x.com/HD_mount_Music/status/1893635765487190179
PrePoMax: 以前Qiitaと電子書籍により使用したことがあったので、直観的に操作できました。
結果
温度、変位は同じになりました。
結果に自信を持つために複数のソフトにより、比較することが望ましいと思います。桁間違いなどの基本的なミスを気づく機会が増えます。
EasyISTR5操作マニュアル4.11
熱伝導解析(静解析)および熱応力を用いて、4種類のソフトを比較しました。
モデル
全体が100 x 50 x 10 mmのAl材の中心部に、50 x 40 x 10 mmのGlassが埋め込まれた形状。
メッシュは1mmの六面体要素にしています。
片側の温度が20℃、反対側に1e5W/m^2の熱流束を加える。
操作方法
Salome-meca: Xに方法をアップロードしました。
https://x.com/HD_mount_Music/status/1894354588851191874
EasyISTR: メッシュを細かくした以外はマニュアル通り
Elmer: フォーラムに記載されている熱応力解析を参考にしました。
Variable = "Displacement"
Variable DOFs = Integer 3
https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?p=30463&hilit=thermal+stress#p30463
https://x.com/HD_mount_Music/status/1893635765487190179
PrePoMax: 以前Qiitaと電子書籍により使用したことがあったので、直観的に操作できました。
結果
温度、変位は同じになりました。
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