スピーカーケーブルのインダクタンスの影響(1) ― 2022年10月23日 17:08
スピーカーでの電圧の周波数特性をLTspiceにより計算してみました。
ケーブル3mの場合で、振幅の低周波と20kHzでの差は20mdB、位相差が3.9°となりました。
20mdB(0.02dB)の差は、判別が困難と思われるので、位相の影響を考える必要があります。
Wider conductor spacing results in larger inductance.
The frequency response of the voltage at the speaker was calculated by LTspice.
For a 3m cable, the difference between the low frequency and 20kHz in amplitude was 20mdB and the phase difference was 3.9°.
The 20mdB (0.02dB) difference seems difficult to discern, so the influence of phase needs to be considered.
Qucsにより2階の常微分方程式を解いてみました ― 2022年06月21日 19:13
わかりやすくするには、シンボルやサブサーキット作成する必要があり手間がかかります。
UbuntuのQucs 0.20により2階の常微分方程式を解いてみました。以下資料(下条様)P81の例題です。
Windowsでは、古いバージョン0.19のバイナリなので、Ubuntu版としました。
http://www.rm.mce.uec.ac.jp/sj/?plugin=attach&refer=%B9%D6%B5%C1%BB%F1%CE%C1%28%B2%BC%BE%F2%29&openfile=2015mechCircuit.pdf
LTspiceと比べて機能は少ないですが、シンボルが作成されています。Ideal部品を使えば電気電子回路がわからない人も理解できると思います。
足し算(ADD)は、左右対称に反転させています。掛け算(MUL)は、左右対称にすると入出力が判らないので、そのまま使っています。
QucsStudioは、Ideal部品が省略されているので1D-CAEには使いにくいと思います。
新しいデジタルオーディオの提案 ― 2022年06月18日 20:19
Sinc補間などの推定で生成しているので、推定データ合っているかでうかはわかりません。
インクリメンタル方式のエンコーダを応用して、5kHz+20kHz波の波形をLTspiceにより計算したところ、忠実に再現できました。
信号の増減の有無
元の信号と位相を揃えた積分値の差を2値化
増減の方向
元の信号と積分値の大小を比較して2値化
右端のフリップフロップによりSACDのサンプリング時間(1/2.822MHz)毎にデータを固定
計算式は、B電源に記載してあります。
なお、データが2bitになるのでデータ量はSACDの2倍になります。
積分ではなくデジタルデータの累積値の演算を用いれば時間遅れがなくなり精度が上がると思いますが、LTspiceではすぐには見つからなかったので諦めました。パソコンでプログムを組めばこのロジックを作れると思います。
2022/6/19追記
波形をよく見たら、directionのbit(信号の差が+か、ーか)のみでも良いように感じました。
これならSACDと同じデータ容量になります。
SACDなどに使われるDSDの変換をLTspiceにより行ってみました ― 2022年06月16日 20:18
波形積分(LTspiceのB電源) ― 2022年05月26日 16:14
理論値通りです。
Matlab互換のOctaveでもできそうですが、コマンド操作になるので勉強が必要です。
2015年に1D-CAEに使えないか検討した資料をオープンCAE勉強会のページにアップロードしているので、興味のある方はご参考に。
少し独断と偏見があります。
http://opencae.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=%B2%F3%CF%A9%A5%B7%A5%DF%A5%E5%A5%EC%A1%BC%A5%BF%A4%CB%A4%E8%A4%EB1D-CAE%A4%CE%B8%A1%C6%A4-20150613.pdf&refer=%C2%E8%A3%B4%A3%B0%B2%F3%CA%D9%B6%AF%B2%F1%A1%A7H270613
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