Arch Linuxに予備カーネルを追加する2026年08月29日 13:44

WindowsとGRUBブートローダー、linuxとlinux-lts

Debian系やRedHat系では2〜3バージョンのkernelを保存し、kernelのアップデートに失敗しても古いkernelから起動することができます。

Arch Linuxでは、古いkernelを削除した後に、新しいkernelをインストールします。したがって、不具合が生じて起動しない場合には、USBメモリなどから起動して、ストレージのマウントおよびchrootにより修復することが必要になります。

万が一のことを考えて、予備カーネルを追加することにしました。

追加方法は、 Arch Linux:複数のカーネルのインストールと切り替え に詳しく記載されています。


  • 私のインストールの状態
    • デフォルトの安定カーネル : Linuxパッケージ
    • ブートローダー : GRUB
  • 実施した操作
    • 長期サポートカーネル : linux-ltsパッケージの追加、dkmsによりnvidiaやcpuマイクロコードのモジュールを自動的に更新する
    • GRUBのカーネル情報の更新

sudo pacman -S linux-lts linux-lts-headers

sudo grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg


KDE Plasma6環境でNVIDIAグラフィックを使用する2026年08月26日 18:37

ノートパソコンのArchコンテナからのFreeCAD

GPUコンピューティング情報は豊富ですが、NVIDIA の グラフィック表示 情報(特にWayland)は少ないです。

デスクトップパソコン(NVIDIA GeForce RTX 3060 )とノートパソコン(Intel内蔵グラフィック+NVIDIA GeForce RTX 2060)でdistroboxコンテナ(Docker)を含めて、nvidiaを使用する方法を確認しました。

概要は以下の通りです。

  • ノートパソコンでNVIDIAグラフィックを使用するには、以下のDebian URLのように環境変数を明示する必要がありました。
__NV_PRIME_RENDER_OFFLOAD=1
__GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=nvidia
アプリの実行コマンド

https://wiki.debian.org/NVIDIA%20Optimus

  • Distroboxコンテナ内でNVIDIAグラフィックを使用する方法として、2つの設定(--nvidia、nvidia-container-toolkit+ --additional-flags "--gpus all --device=nvidia.com/gpu=all")があります。

https://distrobox.it/useful_tips/#using-the-gpu-inside-the-container

プロプライエタリドライバーのサポートが良いUbuntuは、nvidia-container-toolkit の方法で動作しました。 Ubuntu以外は起動が10s程度遅くなりますが --nvidia オプションが無難です。

ご興味のある方は、Zennのスクラップをご確認お願いします。

https://zenn.dev/mount_music/scraps/452025e0fe6c77#fn-da94-1


Distroboxのコンテナは便利だと感じています。

  • Arch Linuxのデスクトップ

コンテナでDebian 13やUbuntu 24.04を使用することで、実績のある条件でCAEアプリをコンパイルできます。

  • Kubuntu 26.04のデスクトップ

上記に加えて、Arch Linuxコンテナにより、最新ライブラリで最も画面がキレイなFreeCADを使用することができます。

Kubuntu 26.04, ArchのKDE Plasmaを楽しむ(Zennスクラップ)2026年07月20日 07:09

Arch Linux KDE PlasmaでのSalomeMeca、GPUモード(グラフィック)で起動

KDEの歴史

 2008年にリリースされたKDE 4において、Plasmaという新概念を導入したが、当時のPCスペックでは荷が重く、KDEのブランドイメージが大きく低下した(Windows VISTAのような状況)。

 2024年にリリースされたKDE Plasma 6では、Qt 6で軽快かつWaylandによる高画質化が進み、ゲーマー、クリエイター、Windows 10ユーザーの有力な移行選択肢になった。特にWaylandの描画品質はGNOMEよりも高く、Plasma 6で完全復活したと言える。

KDE Plasmaを避けていたのは先入観だった

 私はこれまで、 バニラGNOME を使ってきた。GNOMEのシンプルさや、さまざまなアプリが動作した実績がある。KDEを使うと手間がかかるイメージだった。

 最新のKDEがよくなったという情報があるので、Kubuntu-26.04 および Arch の KDE を試した。

GNOME環境でも苦労する SalomeMeca の sif コンテナを動かすことができた。

Wayland/Xwayland の扱いがGNOMEより自然で、X11アプリが多いオープンCAE用途でも実用的な環境になった。


ご興味のある方は、Zennのスクラップをご確認お願いします。

https://zenn.dev/mount_music/scraps/2e2984db5c266c


2026/8/15追記

KDE PlasmaとGNOMEデスクトップ比較は、以下の Ivon's Blogがわかりやすいです。

https://ivonblog.com/ja-jp/posts/kde-plasma-gnome-comparison/

最新のIntel oneAPIを用いてCAEアプリをビルドしました2026年05月25日 13:22

六面体一次要素56250による線形弾性解析

Intel oneAPI ToolKit 2026.0 (2026/05時点の最新版) を用いて、Debian 13とArch Linux の環境でCalculixとFrontISTRをビルドしました。 詳細は、Zennのスクラップ 【Linux用ビルドアプリ】Calculix, FrontISTR をご参照お願いします。

概要は以下の通りです。


Calculix

  • PaStiX(特にCUDA版)が速いといわれているが、公開されているバイナリで高速なものはない
  • Windows用については、PrePoMax付属のccx_dynamic.exeが比較的高速
  • Linux環境で最新のoneAPIを用いCalculiX Ver. 2.23をビルドすると、Windows版の2倍の速度になった。WSLのLinuxにおいてもWindows版より高速。

FrontISTR

  • Windows環境では、Calculixよりも高速であった
  • AMG-MLが非常に高速なのは魅力である

https://github.com/FrontISTR/FEM_FrontISTR/tree/master/sample/benchmarks/03_bikeframe

Elmer用のGUI:ElmerStudio2026年05月07日 18:29

誘電体中のボイドの電界強度分布:メッシュを消せなかった

Elmerフォーラムにユーザーが作成された新しいGUIが投稿されました。

フィードバックを求むということなので、以下の環境で動作確認しました。

  • Debian 13(Native / WSL2)
  • Ubuntu 26.04 (WSL2)
  • openSUSE Leap 16.0 (WSL2)
  • AlmaLinux 9 (WSL2)

希望事項として、次の3点を申し出しました。

  • Ubuntu 固定ではなく、Debian 13 や RHEL9 でも動作する構成にしてほしい
    • Debian 13 では GUI は動きますが、Solver が OpenSSL の ABI 不一致で動きません
    • AlmaLinux 9 では glibc が古く GUI が起動しません
    • WSL2ではgnome-terminalが不安定です。xfce4-terminalやlxterminalを使えるようにしてほしい
  • ElmerStudio はプリ処理(SIF 編集)に集中してほしい
    • メッシュは SALOME/Gmsh、ポストは ParaView、Solver は端末で実行できます
    • sifファイルのsyntaxチェックはVS-codeの拡張機能により可能です
  • EasyISTR のように、外部アプリをユーザが選択できる “UsingApp” を導入してほしい
    • 端末、ファイルマネージャー、外部エディター、CAD、メシャー、Paraview

英文でのフォーラムへの投稿はこちらです。

https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8931

Copilotとのチャットを使うと、文章をまとめて、英文にできます。 翻訳が楽になりました。